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私を見ないで(雅歌1:6)

8月22日
読了時間: 2分

(新改訳2017を横に置きながら、)


5節で


「私は黒いけれども美しい」


と語った女性。


ところが6節を開くと、


אַל־תִּרְאוּנִי

(アル・ティルウーニー)

「私を見ないで」


え?


美しいと言ったのに、見ないで?


原文を見てみる。


אַל־תִּרְאוּנִי שֶׁאֲנִי שְׁחַרְחֹרֶת

(アル・ティルウーニー・シェアニー・シェハルホーレト)

「私が黒いからといって、私を見ないで。」


    אַל    

      「~するな」


תִּרְאוּ     

      「あなたがたは見る」


־נִי     

      「私を」


ここでも「あなたがた」がいる。


5節で呼びかけられた、

בְּנוֹת יְרוּשָׁלַ͏ִם

(ベノート・イェルーシャーライム)

「エルサレムの娘たち」


への語りが続いているように読める。


そして彼女は、自分について一気に語り始める。


שֶׁאֲנִי

「私が」


שֶׁשֱּׁזָפַתְנִי

「太陽が私を……」


אִמִּי

「私の母」


בִי

「私に」


שָׂמֻנִי

「私を置いた」


כַּרְמִי

「私のぶどう畑」


שֶׁלִּי

「私の/私自身の」


נָטָרְתִּי

「私は守った」


5節で、

אֲנִי

「私」が姿を現した。


6節では、その「私」が一気に前に出て来る。


これまで、


彼

👉彼の口

👉あなた

👉あなたの愛

👉あなたの香油

👉あなたの名


と、「あなた」について語っていた女性。


今度は、


私を

👉私は

👉私の母

👉私に

👉私を

👉私のぶどう畑

👉私自身の

👉私は


と、ことばが「私」に集まってくる。


「あなた」から「私」へ。


ようやく彼女自身のことがわかるのかな?


ところが、語り始めた内容は、


太陽が私を焼いた。

私の母の息子たちが私に怒った。

彼らは私をぶどう畑の番人にした。

私自身のぶどう畑を、私は守らなかった。


・・・・・・・。


私の母の息子たちって誰?


なぜ怒ったの?


ぶどう畑って何?


「私自身のぶどう畑」って?


分かるどころか、さらに分からないことが増えた。


しかも、この「私」の語りは。


「私を見ないで」で始まっている。


5節では、


「私は黒いけれども美しい。」


と言ったのに。


美しい。

でも、私を見ないで。


・・・・どういうこと?


彼女が「私」を語り始めた。


これで少し分かると思った。


でも、まだ分からない。


雅歌は、なかなか人物をつかませてくれない。


なんてこったぁ。


雅歌について行くのに、一生懸命だよ。


息切れがしてくる。


今日はここで、また立ち止まる。


大きな木のテーブルに一人で座り、ノートパソコンに向かう人を真上から見た風景
雅歌について行くのに、ちょっと息切れする。




 
 
 

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