慰められないとき、あなたはどこにいるのか
- より子 逆瀬川
- 4月29日
- 読了時間: 1分
ヨブ記16章
ヨブが語る。

「あなたがたは皆、慰めるどころか苦しめる者だ。」
「むなしい慰めの言葉ばかりだ。」
ヨブは、友人たちの言葉を退ける。
言葉はある。
慰めの言葉。
正しい言葉。
しかし、それが届かない。
人は、苦しむ人に言葉をかける。
支えたい。
助けたい。
しかし、その言葉が、
逆に重くなることがある。
慰めが、慰めにならない。
正しい言葉が、なぜ届かないのか。
言葉の中身の問題ではない。
言葉を語る者が、
どこから語っているかの問題かもしれない。
自分の正しさから語られた言葉は、
苦しみの中にいる者には届かない。
慰められないとき、あなたはどこにいるのか。
人の言葉にとどまるのか。
それとも、言葉が届かない場所で、
そのまま神の前に立つのか。
ヨブは、慰めを受けなかった。
言葉はあった。
しかし、届かなかった。
正しい言葉が届かないとき、
問われているのは言葉ではなく、
語る者の立ち位置かもしれない。
神は、まだ沈黙していた。



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